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2008年9月の2件の記事

2008/09/26

ヴィオラスペース2008 マスタークラス

 もう4ヶ月も前の話になってしまうけど、ヴィオラスペースのマスタークラスで聴いた時のメモが出てきたので、(これ以上)忘れないうちに書き写しておく。(既に大分忘れてるけど)

レーガー:組曲2番(菅沼先生)
なぜコンクールの予選でレーガーが使われるか?譜面に忠実に弾かなければならないから。レーガー(の時代の作曲家)はとにかく譜面に忠実に弾かなければならない。自分も海外の指揮者と幾度も共演しているがとにかく譜面に忠実である。日本人はロマンティックな曲だと勘違いしているがロマンティックではない。
この時代のスラーは後ろが重くないので?ポジションを上げない方がいい。
組曲の中でこの2番だけが長調なのでもっと明るく。

ウォルトン:コンチェルト(今井先生)
右肘を上げすぎ。右手でかけた圧力を左手で感じるように。
客席の最後列(に音が届くこと)をイメージして。
(ウォルトンは楽譜が難しいので)楽譜を読んでも分からない時は自分で考えちゃう。

レーガー:組曲1番 (菅沼先生)
出だしのフォルテはどこまでなのか長さに気を付けて。出だしは一番よい音で。

ボウエン:ヴィオラソナタ1番(岡田先生)
ピアノはもっと前に座って点ではなく面で音を出すように。ハーフタッチで。
ピアノは同じ旋律でも前奏にはクレッシェンドが書いてあるのにヴィオラが入ってきた後には書いていない。そこはヴィオラが主役なので控え目に。
ヴィオラはヴァイオリンほど音が届かないのでヴィオラが聞こえない。
客席仁ヴィオラの音が届くように演奏効果を考える。

レーガー:組曲3番(今井先生)
もっと上を向いて、空間を意識して。首が固くなるので演奏に差し支えない限り左手で支えちゃっていい。
どう弾きたいの?レガートなのか快活に弾きたいのか中途半端。聴いている人はぼんやり聴いているので大げさに弾いた方がいい。
レーガーは(楽譜に指示を)書きすぎるので互いに矛盾していることがある。そういう時は自分で弾きたいように弾いちゃった方がいい。
再現部はアップボウで。どういうクレッシェンドなのか。
(再現部では)同じことは繰り返さない。繰り返すのは良くない。
弓を止めないで。弓は余り離さないで常に弦の近くに置いておく。

ブリテン:弦楽四重奏2番(ノックス先生)
ブリテンがこの曲を書いたのは1945年。戦争の悲惨さ、時代背景を考えましょう。

ドビュッシー:フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ(野平先生)
流れるように途切れないように。
ドビュッシーは余り人間賛歌のようなものを表に出す人ではないが、戦争の悲しみや希望など内面的なものがあることを理解すること。
ドビュッシーはテンポ・ルバートが多く常に問題となる。作曲家の気持ちを考えて(崩しすぎないよう?)。

ペンデレツキ:カデンツァ(タメスティ先生)
感情を込めすぎる余りテクニックが犠牲になっている部分がある。自分ではなく聴衆に感じてもらうためには演奏者は感情を押えた方がいい。

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2008/09/01

金丸葉子 "シャコンヌの情景” ヴィオラによる200年の回顧

 ヴィオラ・スペースに行った折、先行発売されていたので求めた一枚。
 バッハのシャコンヌをめぐる旅になぞらえ、バッハのシャコンヌに影響を与えた、あるいは影響を受けたであろう無伴奏ヴァイオリン・ヴィオラ曲を現代に至るまで選曲している。
 現代曲の一つはリゲティの無伴奏ヴィオラソナタであり、もう一つがバッハのシャコンヌをヴィオラ四重奏向けに編曲した野平一郎のトランスフォルマシオンⅡ。この曲が僕がこのアルバムを購入した一番の理由なのだが、オーソドックスな編曲のトランスフォルマシオンⅠは今井信子のアルバムに収められているが、Ⅱは世界初録音。しかも、金丸はこの曲を多重録音で一人で弾いてしまっている!!

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