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2009/10/17

ミゼレーレ 主よ憐れみ給え

 先日、グバイドゥーリナのめぼしい作品を探していて出会ったのがこのアルバム。グバイドゥーリナとグレツキという現代の巨匠の宗教曲をカップリングしたアルバム。
 グバイドゥーリナの『アレルヤ』はヘンデルのアレルヤコーラスと同様にひたすらアレルヤと連呼する作品。第1曲は古典的な聖歌だが徐々に声部とオーケストラが絡み合っていく怪作。
 ミゼレーレは普通は詩編第50編のmiserere mei Deus(主よ、憐れみ給え)に曲を付けたものだが、グレツキの『ミゼレーレ』は「Domine Deus nostar(主よ、私たちの神よ)、Miserere nobis.(私たちを憐れんで下さい)」という言葉だけが繰り返し歌われる。

 ミゼレーレつながりで聴いてみたのが、このアレグリのミゼレーレ。ミゼレーレといえばアレグリというぐらい有名らしい。アレグリはルネッサンス後期からバロック初期に活躍した作曲家だが、この曲はバチカンのシスティーナ礼拝堂から長らく門外不出だったのが、モーツァルトが14歳の時に1度(2度かも)聴いただけで暗記して楽譜を起こしたという逸話も有名らしい。
 この曲は先唱者と合唱によるレスポンソリウムの形式になっている。
 カラヤン&ウィーンフィルが聖ペトロ・聖パウロの祭日にバチカンでミサの一部としてモーツァルトの戴冠ミサを演奏したのを収めたCDがあるのだが、そのCDに収録されているレスポンソリウムも同じような旋律になっておりカトリック教会へのその影響の大きさが計り知れる。

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