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2010/04/19

ハーバード白熱教室

 日曜の夕方に何気に教育テレビを観ていたらハーバード白熱教室という番組をやっていて、これがすごく面白い。
 ハーバードでの実際の講義がこんな風なのかどうか知らないが、講義するのはマイケル・サンデルという社会哲学の教授。講義のタイトルはずばり「正義」。
 正直、政治哲学なんて殆ど知らないし、リバタリアンという言葉ぐらいは知っていてもその中身は殆ど知らなかった。が、リバタリアンが主張するように個人の自由は最大限尊重されるべきで高所得者に多額の課税をしたりするのは不正義であるとの主張は恐らく共和党の実際の政策の思想的根拠の一部をなしている。
(それがどれだけ金持ちを優遇することを正当化するためだけに使われようとも)
 サンデル教授はコミュニタリアズム(共同体主義)の立場からこのようなリバタリアンを批判している人のようだ。
 公平な社会を実現する上では、なぜ所得の再分配は正しいのかといったことを低所得者と高額所得者のどちらの利益を重視するのかという対立としてだけ捉えて単なる多数決で決するのではなく、「正義」の立場からどちらの主張が正しいのかしっかりとした根拠を考える必要があるのだろう。日本でもともすれば新自由主義が台頭しつつある今日はなおさら。

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