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2010/05/27

ヴィオラスペース2010 <第二夜> 躍るヴィオラ

 今夜は「躍るヴィオラ」と題されたヴィオラスペース第二夜。

プログラム:

◆ルクレール:2つのヴィオラのためのソナタ 第4番 ニ長調 作品12-4
  鈴木康浩/セルゲイ・マーロフ(ヴィオラ)

◆ブラームス:ヴィオラソナタ 第1番 ヘ短調 作品120-1
  鈴木 学(ヴィオラ) 木村徹(ピアノ)

◆ベートーヴェン/ターティス編曲:3つのヴィオラのための三重奏曲 ハ長調 作品87
  佐々木 亮/今井信子/ディミトリ・ムラト(ヴィオラ)

◆エーレンフェルナー:ヴァイオリンとヴィオラのための協奏曲より 第1楽章 *世界初演 
  セルゲイ・マーロフ(ヴァイオリン&ヴィオラ) 原田幸一郎(指揮) 桐朋学園オーケストラ

◆ノイヴィルト:Remnants of Song...An Amphigory(2009)~ヴィオラとオーケストラのための *日本初演
  アントワン・タメスティ(ヴィオラ) 原田幸一郎(指揮) 桐朋学園オーケストラ

感想メモ

ルクレール
 今になって気付いたのだけど今年のテーマは「ドイツ・オーストリア」だそうで、そう言われてみればドイツ・オーストリアの作曲家の曲が多いぁ(気付くの遅過ぎ)。
 で、いきなりルクレールってなによ?フランコ=ベルギー楽派の創設者じゃねぇの?とか堅苦しい事は抜きにして、バロックですね。心地よく眠りに誘われそうな音楽です。のっけから爆睡しそうになります。

ブラームス
 これも定番だけど鈴木学は力強く聴きごたえがある。二楽章の有名な主題の後のpの部分がちょっとあっさり目で癖がある感じだがまぁまぁ耐えられる。Pfの木村徹も情熱的な演奏。
 ところで鈴木学さんは殆どヴィオラを顎で支えてないですね。色んな人の構え方が気になる。。。

ベートーヴェン
 原曲はオーボエとイングリッシュホルンの三重奏だそう。もともとが同じ音色の組み合わせで多彩な表情を出す曲なので、ヴィオラ三重奏でも妙味あふれる味わいがある。
 ディミトリ君はギドン・クレーメルばりに口を開けて弾いたり、表情が目まぐるしく変化する。終始クールに弾く佐々木さんと好対照。滑稽なヴィオラ弾き人形(そんなものあるのか?)のようでつい噴き出してしまいそうになる。何とかして欲しい。。。

エーレンフェルナー
 協奏曲の形を取っているが、ヴァイオリン協奏曲でもヴィオラ協奏曲でもなく、ソリストがヴァイオリンとヴィオラを持ち替えて弾かなければならない曲。セルゲイ君が両方を嗜むということで作曲したらしいが、分類的にはキワモノすれすれの所にある。曲としては至極まっとう(現代音楽的にだけど)だけど普通にダブルコンチェルトにしても良かったんじゃないか?まだ第一楽章しか出来ていないようだが全曲完成した暁にはどんなことになるんだろう?少なくともソリストはしんどそう。
 作曲者はまだ30代だが世界初演に立ち会うため当日来場していた本人を見ると頭も薄くけっこう老けて見えたな。

ノイヴィルト
 こちらは現代オーストリアの中堅どころNo.1の作曲家らしい。
 冒頭のファーストバイオリンとセカンドバイオリンの畳みかけるような旋律といい弦楽器の扱いがうまい作曲家という印象を受けた。途中フラジョレットの多用があったり、ソリストはともかくオーケストラも大変そう。
 所々、調性があったり聴いたことがあるような旋律が出てくるがそれらは全てパロディの由。
 終盤弦が切れるアクシデントがあったけど残り数小節を無事に弾きとおしていた。さてはパガニーニばりのヤラセ?
 だけど、そもそもヴィオラトップのイケメン君が気付かなかったようなので楽器を交換することなく弾き続けるしかなかったのかも知れない。あるいはストラドなので他人には触れさせられない?最後はD線のフラジョレで終わっていたが本当は違うのかな?

 この夜はオペラシティでミュライユのコンサートをやっていてそっちにも行きたかったのだけれど、まぁ仕方ないか。と思えるだけの内容はあったかな。
 これが終わると、今年も終わったなぁ~って実感する。花火大会みたいな風物詩か。

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