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2010/08/20

清水直子リサイタル

 先週の土用は清水直子さんのリサイタルだった。遅ればせながら記録。
 世間では夏コミやってるし、夕方外に出ても蒸し暑いし、今年はまともに夏休み取れないしロクなことはないが、取りあえず一服の清涼剤にはなったかな?

【場所】フィリアホール
【日時】2010年8月14日(土)18:00

【プログラム】
ヒンデミット:ヴィオラ・ソナタOp.25-4
J.S.バッハ:カプリッチョ「最愛の兄の旅立ちにあたって」BWV992(ピアノ・ソロ)
ブラームス:ヴィオラ・ソナタ第2番変ホ長調Op.120-2
ホリガー:無伴奏ヴィオラのためのトレマ
クラーク:ヴィオラとピアノのためのソナタ
【アンコール】
J.S.バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ第3番BWV1029より第3楽章
クラーク:ヴィオラとピアノのための小品よりI'll bid my heart be still

 ヒンデミットは清水さんの十八番。このデュオはピアノが遠慮なく鳴らしてくるのでヴィオラとピアノの音量が拮抗して聴き始めは少し違和感がある。ややピアノが出過ぎてる感もあるが安定して聴かせてくれる。
 清水さんの実演を聴くのは二度目だが前回の彩の国は直前にチケットを取った関係で後ろの方の席だったので気付かなかったが、彼女はかなり身体を使って演奏している。足は踏み鳴らすしほとんどイナバウアー状態。
 このイナバウアー奏法、リーチが足りない女子なんかが取り入れるとかなり有効なんじゃなかろうか。
 一曲目を弾き終わってピアニストに何やらお小言を言うのも毎度のことみたい。
 ここで旦那様のピアノソロ。このカプリッチョは大バッハには珍しい標題音楽だそうで、スウェーデン宮廷に就職することになった兄を送る送別の曲らしい。修飾音はバロックだがロマンチックな感じも感じられる。
 再びデュエットでブラームスも完ぺきな演奏。
 ここで休憩。
 後半は対照的な曲が二曲。
 弦楽器を弾かない作曲家と、ヴィオラそのものを弾く作曲家の作品。
 ホリガーは御存じの通り名オーボエ奏者で指揮や作曲もしているが、弦楽器のために書いた曲は特殊奏法を駆使した難曲が多い。弦楽器を弾かない作曲家は演奏者のことなどおかまいなしのようでバルトークも同様。
 C線からA線の間を激しく行き来する箇所があり、今日のプログラムでは一番激しく弓の毛が切れていた。あれだけ切れると演奏に支障がでるのではと心配になる。無伴奏で休むところがないので切れた毛を毟ることもできないし。
 クラークのソナタは今でこそ音楽学生がレッスンでやったりするせいか若い人が良く取り上げる曲だが、清水さんは最近弾き始めたらしい。パンフには近年再評価されたとあるので二十年前にはそれほど弾かれてなかったのだろうか。
 これも冒頭など相当に豪快な曲だが、ホールの特性のせいか今一つ迫力が足りない感がある。清水さんの演奏自体は相当パワフルなのだけど。

 楽譜にサインをもらうのはクラークにしようかヒンデミットにしようか迷って両方持っていったのだけど、ここは清水さんの思い入れの強いヒンデミットにして頂いた。
 CDの販売で恐らく初めて見るジャケットを見かけたので購入するも、後で確かめてみると持っているものと同じ模様。ジャケットだけ新しくなった?やっぱりそうなの?

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コメント

ブラームスのヴィオラ・ソナタ第2番って要するにアレですか?クラリネット・ソナタ第2番ですか?

投稿: じゅっぴ~ | 2010/08/20 21:33

それそれ。

投稿: たけちゃん | 2010/08/22 13:24

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